校長室より

令和2年8月7日(金)   260号  
今を、本気な、夏休み
 本日は1学期の終業式でした。子供たちは明日から夏休みです。本来なら東京オリンピック・パラリンピックが開催されていたはずです。予定ではちょうど国内すべての学校が夏休みとなり、おおいに盛り上がっていたはずです。しかし、例年1ヶ月以上あった夏休みは、8月8日から8月19日までの12日間となりました。お盆休みで故郷へ戻ること、戻ってくることを楽しみにしていた人たちにとっても、いろいろと対策が必要となりました。日常と同様に、すべてのことが例年通りとはいかない夏休みです。

 以前から発信していますが、この新型コロナウイルス感染症の影響について、悲観ばっかりしていてもある意味仕方ないと考えています。今、自分は何ができるか、何をすればよいのかを考えつつ、粛々と取り組んでいくことが大切だと思います(※人間できていないので、「何でかなぁ」と思うことは多々ありますが…)。今日の終業式では、次のようなことも、子供たちに伝えました。

「(前略)明日から夏休みです。
 短いですが、楽しい夏休みにしてください。
 そのために、何をするのかは、自分で決めましょう。
 分からなければおとなに相談してから決めるのも方法です。
 とにかく、自分で「これを、やろう!」と決めるのです。
 ただし、やってはダメなことがあります。
 それは、自分や人の命を危険にさらすことや、
 人に迷惑をかけることです。
 この夏休みも、みんななら、成長できる(後略)。」

 もともとオリンピックは7月22日から8月9日、パラリンピックは8月25日から9月6日までの日程で開催される予定でした。しかし、新型コロナウイルス感染症の世界的流行によって3月に、「1年程度日程を延期して2021年夏までに開催する」ことが決定しました。今回の延期は近代オリンピック史上初となります。多くのことが「初」づくしです。ただし、考えてみれば、毎日、陽が沈み、陽が昇ることについても、その瞬間瞬間は「初めて」の連続です。なんとなく、「例年通り」とか、「いつも通り」と表現していますが、明日という日は、昨日とも今日とも違う明日なのです。昨日の自分と今日の自分も、今日の自分と明日の自分も違っているわけで、この瞬間瞬間が「初」めて経験する、「今」です。

 新型コロナウイルス感染症が今後どのようになるか分かりません。2021年に、2020東京オリンピック・パラリンピックが開催できるかどうかは、現時点では分かりません。ただただ、未来を楽しみにしながら、「今」できること、「今」やればいいと思うことに、「今」本気で取り組みます。

 子供たちにも伝えた、楽しい夏休み。「楽」と漢字で書きますが、決してそれは「楽(ラク)」ではありません。わたしは、「楽(らく)」と「楽(たの)しい」は違うと思っています。その意味に子供たちは気付けるでしょうか。


令和2年8月6日(木)   259号  
6年生
 先日6年生が、前庭で卒業アルバム用の写真を撮影していました。マスクをして撮影に臨んでいる子供もいます。大人になって卒業アルバムを開いたときに、「ああ、そういうことがあった年だったなぁ」と、一目見て感じられる写真になるでしょう。感染拡大が心配される国内の幼稚園、保育所、こども園、小学校、中学校などで、集合写真を撮影する際、マスクを外すことが不安な子供や保護者の話を聞くことがあります。当然のことと思います。自らの命に関わることであり、強制的にマスク着用を妨げることはできません。一昔前なら、別の指導があったと想像されますが、安心・安全を最優先にすることは間違っていないと考えます(※本校では、入学式の記念撮影においてもマスク着脱については保護者の判断にお任せしました。)。新型コロナウイルス感染症の感染状況が、現状のようでなければみんなの笑顔がはっきり分かる集合写真になったでしょう。日本全国の子供たちが新型コロナウイルス感染症の影響を受けていて、かわいそうに思いますし、特に昨年度の卒業生や今年度の6年生には、申し訳ないことだと心を痛めています。
 昨年度末、今年度の6年生は卒業生を送るために準備を進め、次は自分たちが最上級生としてがんばっていくぞという想いを表現する場を迎える直前に、あまりにも突然の臨時休校となりました。また、卒業式にも参加してもらうことができませんでした。今年度になって、入学式には、学校の代表として参列してもらえましたが、運動会は中止となりました。そんな中、1年生を歓迎する集会や、新企画の「庄東オリンピック2020」を、子供たちの中心となってやり遂げてくれて、本当にうれしかったです(※6年生を信頼してついていった5〜1年生の子供たちの姿もうれしかった…)。

 1学期を終える節目の今、改めてお礼を伝えます。
 「6年生のみんな、ありがとう」

 この後、しばらくの休みを経て2学期が始まります。庄東小学校の最上級生として、一層活躍してくれることを願っています。その経験がそれぞれの成長につながることを信じて…。


令和2年8月4日(火)   258号  
不審○
 
 防犯カメラに、不審な動きをする生物が映し出されているのを、たまたまLIVE映像で発見しました。

 と、大げさな書き出しですが、映像は不審「者」ではなく不審「鳥」です。不審者の侵入等に対応するために、設置されている防犯カメラに、不審な動きをするものの影が写っている事に気付きました。よく見ると「鳥」が映っていただけのですが、思わずスマホで撮影しました。この鳥の気持ちは分かりませんが、すぐに校地から立ち去ったので、「不審鳥扱い」はかわいそうかもしれません。そういえば校舎の換気口に、無許可で勝手に住居を作った鳥も複数居ましたから、この鳥はまだかわいいものですね。

 防犯上、どこに設置してあるカメラか分からないように、背景画像やその台数は公開しませんが、校地内には何台かの防犯カメラが子供たちの安心・安全のために設置されています。防犯カメラの映像で、鳥の活動の様子を観ていられることは、何とも平和なことです。世の中には、使われない方がよい物がいろいろあります。防犯カメラも使うことのない状況が平和です。

 平和が何より。ありがたいことです。


令和2年8月3日(月)   257号  
教室
 

 
 昨年5月28日(火)の朝、3年1組で読み聞かせをさせてもらったときに選んだのが、蒔田 晋治氏作の「教室はまちがうところだ」です(※校長室だより24号)。今日、教室を周りながら授業を見ていて、ふとその文章が頭の中を流れ出しました。

「教室はまちがうところだ」蒔田 晋治         
(略)
まちがいだらけの ぼくらの教室 
おそれちゃいけない わらっちゃいけない

安心して 手をあげろ 
安心して まちがえや

まちがったって わらったり
ばかにしたり おこったり
そんなものは おりゃあせん

まちがったって だれかがよ
なおしてくれるし 教えてくれる
困ったときには 先生が
ないチエしぼって 教えるで
(略)
そんな教室 つくろうやあ

 4年生の算数の授業で、○○さんが自分の考えを発表しました。周りの子供たちが本気で聴いています。言葉の説明だけではうまく伝わらないと考えた○○さんは先生の許可をもらい、黒板をつかって根気よく自分の考えを説明します。時折、「ちゃんと伝わっている??」という感じで振り向くその姿。それをじっと見ている他の子供たちの姿。「たとえ自分の考えが間違っていても、みんなが受け入れてくれる」と感じられるからこそ、見られる光景だなと思いました。

 そして、子供だけでなく、教職員も学校の中で自分の考えを自由に述べられる環境が整っているだろうかと、子供たちの姿を見ながら思いました。


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